コラム(2007年11月分)

 
  2007.11.27 ペラぺラのSFの古本で思ったこと

 先日、『完全変形CVバルキング(仮)』の監修を受けるため、久しぶりに電車での長時間移動をしました。忙しいときには、電車の中でもノートパソコンで設計なんかをしたりしますが、今回は原型を入れている箱やらなんやらのサイズが合わず、原型の他には、ノートパソコンも、現在読んでいるハードカバーの本も鞄に納まりませんでした。
 で、数年前に神田の古本屋で見つけた、掘り出し物のSFの文庫本を持って行きました。薄いですねー、当時のは。もうペラペラ。1962年に出版されたものですが、昔のSFものは、そんな感じのものが多かったような気がします。
 ところが読んでみると、内容は、現代の似たような作品と比べて、ストーリーや設定になんの遜色もありません。でも、今どきのSFの文庫本は、やたらと、ぶ厚かったりするものが多いような気がします。質的には差がないのに、何がそんなに本の厚みを変えているのかと、色々考えてみました。
 多分、「飾り方」の差だと思います。描写のディテールや、ストーリーの本筋に繋がる細かい流れが増えているのだと思います。
「生のままだと高く売れないので、色々と素材を追加して値打ちがあるように見せる」
 今どきの様々なものに当てはまりそうなフレーズですね。携帯電話然り、加工食品然り・・・、他にも色々と思いつきそうです。表面的な今の世の中の、価値基準を垣間見たような気がしました。

 気が付いた以上、少なくともウチの作品はそうならないよう、努力したいものです。
 
 

(高島)

 
 

 
  2007.11.20 スローライフな「吸血鬼モノ」のようです。

 前回の話題の本は、見事読破。仕事とあわせて、箱根駅伝のごとくのペース配分で読みました。本来ホラー小説ということで前巻を借りたのですが、いっこうにそういう雰囲気にならないので、種類を間違っちゃったかと不安になりましたが、やっと前巻が終る頃にそういう雰囲気になってきました。よかったよかった。でも、あまりにも前振りが長いので、これはどうかと思うゾ。映画だったら、途中で帰っちゃう人もいるかも。
 とはいえ、いつもの大好きなパターンになってきたので、早速下巻を借りてきました。
 今度はチョコチョコながら、ハイペースで読み進んでいます。
 
 

(高島)

 
 

 
  2007.11.13 「趣味は読書!」といいたいところですが…

 
行きつけの図書館で借りていた、小野不由美の「屍鬼」のハードカバーの上巻を数週間前(数ヶ月前か?)より読んでいます。仕事の合間や撮影の移動中などに、チョボチョボと読んでいました。なんせ忙しいんで、まとめて本を読む時間なんて贅沢すぎる夢。それでも読み進めていたんですが、図書館より、次の週からは延長はダメ! とのお達し。冷たいなー、予約が入ればすぐそっちにまわすようになってるんだから、読ましてくれよー、とか思いましたが、まあむこうにはむこうの都合があるのでしょうから、仕方なし。
 いちおう今は、普段よりもまめに読んでいるので読み進むのは早いのですが、それでも時間換算すると毎時2ページくらい(ひと仕事終ったら読む、というペースなので)。残り120ページほどなので、あと60時間もかければ、読破できる計算になります。いけそうな気もするなー。こんな細かい計算をするぐらいなら、まとめて読んじゃいたいところですが、もう次のタイトルの仕事が始まっちゃうんでねー、のんびりしてられないんですよ。

 この調子では、下巻の方まで読み終わるのは相当先になりそうです。休み欲しいなー。
 
 

(高島)

 
 

 
  2007.11.06 松田優作の話

 
今日は名優、故松田優作氏の命日だそうです。忘れてましたが。多くの同世代の人たちと同じく、自分も大ファンです。でも、今どきの若い人、ウチの見習い君なんかに松田優作の話をしてもまず通じません。やはりそれぞれの世代、時代で、ヒーロー像は違うもので、ちょっとでも時期がズレると全然ピンと来なくなっちゃうものなのかも。自分はエンターテイメントを供給する仕事なので、できるだけ様々な世代の気分を感じられるように心がけてはいますが、やっぱり限界を感じるときもあります。

 久々に思い出すと、氏が亡くなった年は大変な年で、自分の親戚が亡くなるは、親友がバイクで事故って入院するは、自分もバイクで2回事故って骨折を2度もやらかすは(しかも2度目は、そいつの入院している病院へ見舞いに行った帰り)、その上、一番自分が信頼していた人間に裏切られたりと、踏んだり蹴ったりでした。おかげさまでその年を境に人生観がガラッと変わりました。で、2度目の骨折で入院していた病院から退院した数日後に、自分のヒーローだった松田優作氏の訃報ですからね。イヤー、ホントにへこみました。

 いまや松田優作が亡くなった歳よりも、自分はちょっと上の年齢となってしまいました。彼の命がけのストイックな仕事ぶりを常に目標としていますが、いまだに全然到達できていません。・・・がんばります。
 とりあえず、今日の仕事は「ブラック・レイン」を見ながら。
 
 

(高島)

 
 

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